ペースメーカーの植え込み手術
右利きの人は左側の(左利きの人は右側)の鎖骨の下方約2cmに局所麻酔を行います。 鎖骨にほぼ平行に皮膚切開を行い、約5cm四方の皮下ポケットを作成します。 このポケットから鎖骨下静脈を穿刺して電極リードと呼ばれる線を(レントゲン透視を行いながら)右心室(または右心房、または右心室・右心房両方)に誘導します。 できる限り少量の電気量で心臓を収縮させうる場所にリード線を固定し、このリード線とペースメーカー本体を接続して、リード線と本体をポケットに収めます。 切開された皮膚を縫合して、手術は終了します。
手術時間は皮膚切開から皮膚縫合までで約30分程度です。 痛みや苦痛はほとんどありません。
食事、水分等の摂取は手術後1-2時間後に可能となります。 手術後48時間は出来るだけペースメーカーを入れた側の腕を動かさない様に注意をしていただきますが、手術当日から歩行は可能です。(帰宅も出来ます。)
術後7日目に抜糸を行い、その後は入浴も可能です。

電池交換手術
ペースメーカー本体(ジェネレーターと呼ばれる部分)のみを交換することとなり、皮膚を切開して、リード線と本体の接続をはずし、新しいジェネレーターを接続するだけです。
10分前後の手術です。 術後すぐに歩行可能となり、日常生活に制限もありません。
1週間後に抜糸して入浴も可能になります。
以 上
 
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